どんなお店もすぐ入れ替わる場所の不思議

先日、久しぶりに地元の北海道へ帰省しました。
これまでは年1回程のペースで帰省していましたが、ウイルスの影響もあり、今回は約2年間空けての訪問でした。



田舎ですから建物も街の雰囲気もそう変わらないのですが、実家の近所に新しい喫茶店がオープンしていました。

大きな窓には黒板にチョークのオシャレな案内板が飾られ、既に何組かお客さんが入っている雰囲気です。
この辺りは学校や会社はありますが、スーパーや飲食店が少ないため、学生や単身者にとっては貴重な場所になりそうな気がします。我が家は家族も高齢で、カフェより家でのんびりしたい人たちであり、私もアレルギー体質から外食が限られるため、残念ながらあまりメリットはないのかもしれません。



以前、この場所には別の喫茶店がありました。昔は、ラーメン屋やパソコン教室だったこともありました。

この場所は、近所では有名な「お店が続かない」場所です。これまで出店されたどのお店も続かず、すぐに閉店し、また次のお店ができて、また閉店してしまうのです。
私が幼い頃には既にその地位が確立していましたから、かれこれ40年以上は続いているのではないでしょうか。



環境が悪いのかというと、たしかに雪深い土地ではありますが、バスや大型車も通る大通りに面しており、駐車スペースも十分にあります。特に出入りしづらい感じもしません。周囲は学生や単身者向けのアパートも多いので、集客面の苦労も無さそうです。

また、両親いわく、どのお店もふつうのお店だったとのこと。味も価格も接客も、問題はなし。
周囲のお店は、コンビニを除き個人営業です。コロナの影響で閉店・移転したお店もありますが、多くは細々と続いていました。



なのに、ここに出来るお店だけが、すぐ閉店してしまう…
そして、そんないわくのある場所(と言っては失礼かもしれませんが)なのに、新規出店が続くのか…




個人的には、ここのお店が入れ替わるのは当たり前になってしまっています。帰省するたびに今度は何かな?と思いながら覗くのが恒例行事になってしまっています。
次の帰省がいつできるかはわかりませんが、その時にここのお店はどうなっているのか…




試験勉強から離れた話題になってしまいましたが、たまにはそんなことも考えています。